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メンヘラクソブログ。

ゲーム『エスカ&ロジーのアトリエ Plus ~黄昏の空の錬金術士~』の話

1月22日に発売されました、PS Vita用ソフト 『エスカ&ロジーのアトリエ Plus ~黄昏の空の錬金術士~をクリアしました。

 

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あらすじ

ここは、何度目かの黄昏を迎え、徐々に終わりの時を迎えつつある世界。

その世界に存在する、「黄昏の大地」の遙か西方にある、

かつて錬金術で繁栄した国家が存在した地方。

そこでは、いつか訪れる「黄昏の終わり」の到来を回避するため、

人々は失われた錬金術の技術の発見と再生に力を注いでいた。

再生された前時代の技術は、「中央」と呼ばれる錬金術の研究都市に結集され、

進行する黄昏を阻止するための利用方法が研究されている。

主人公は中央から配属された錬金術を研究している青年と、

この辺境の小さな街に暮らしている少女の二人。

 

少女の名はエスカ。

人々の役に立ちたくて、自前の古い錬金術の知識を使い

頑張っているうちに、開発班に配属されることになった。

 

青年の名はロジー

中央で最新の錬金術を学んでいた彼は、その力を役立てるために

人手不足の地方の街への転属を願い、

配属先の開発班でエスカと出会うことになる。

二人は錬金術の力を駆使し協力して開発班をもり立てていこうと約束する。

 

引用:公式サイト

 

アトリエシリーズの中でも15作目、黄昏シリーズ3部作の内の2作目です。(大地・空・海の空です。)

1作目はアーシャ、3作目はシャリーです。

 

ブログには書いていませんがアーシャもクリアしています。シャリーは未プレイです。

 

もともとPS3で出ていたものですが、Vitaで出すにあたってPS3版のDLCのほか、操作キャラやイベントが少し追加されています。

所謂完全版商法ですね。あまり好ましいものではありません。

 

攻略サイトとかも見ずにやりまして、3周して総プレイ時間が92時間44分です。

 

普段はストーリーを楽しんであまりトロフィーは集めないんですが、今回は全部集めてみました。

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上の6%という数字でもわかると思いますが本当に普段はトロフィーを集めません。

やりこみ要素とかは結構やるんですけどねぇ....どれもトロフィーには関係ないようで。

ランダムで流れる戦闘ナビボイスの聞いた数なんてアホらしくてやってられませんからね。

そういった点ではこのゲームはトロフィーも比較的集めやすいと思います。

 

細かい感想などはネタバレを含みますので追記の方に書きます。

 

そういえばエスカトロジーキリスト教神学では「終末論。世界の窮極的破滅、最後の審判、人類の復活など人間と世界の終末についての思想。」を意味するそうです。

 

 


さて、実を言いますと僕はそんなにアトリエシリーズをやってきたわけではありません。

せいぜいヴィオラートのアトリエ(シリーズ5作目)をやったくらいです。

 

岸田メル先生の絵で有名なのはこの黄昏シリーズの一つ前のアーランドシリーズ(11~13作目)です。

アーランドシリーズは未プレイで、そのうちやってみようかと思います。

 

14作目のアーシャのアトリエをプレイするまでは単純なキャラ萌えゲーだと思っていました。

まぁ実際女の子はドチャクソ可愛いんですが、それだけではありませんでした。

ここではその萌え以外の部分の話をしようと思います。

 

 

まずあらすじに書いてある通り黄昏の時代が舞台になっています。

これはかつて錬金術を使って発展してきた文明が衰退し、人類がゆっくりと滅びへ向っている世界です。

前作アーシャに引き続きなかなかヘビーな設定です。

しかしゲーム全体の雰囲気は優しく、穏やかでほのぼのとした人々の暮らしに触れるものです。

この厳しい世界と人々がどう向き合っているかというのは、各キャラクターの個別イベントを進めることでハッキリとしてきます。

理解するためにはやりこみ前提というわけですね。

 

この作品では錬金術というのはとても便利なものとされています。

素材を調合することで新しい物質や道具を生みだします。

前作のアーシャでは生み出した道具で雨を降らせたり、今作では水を綺麗にしたり、飛行船のエンジンを作ったり、お菓子を作ったりと割と何でもありです。

 

しかしこのゲームで錬金術は便利ではありますが万能のものではありません。

今作のパーティメンバーの一人である歴史研究家スレイア・ヘーゼルグリムのイベントを進めるとそのことが語られています。

衰退したかつての文明は今よりも錬金術を使ってたのにもかかわらず滅んでしまった。

人々が手を取り合って協力しても、です。

 

まぁそのあたりは次回作のシャリーのアトリエでより核心に触れるのですが。

水の涸れた村を結局は救えなかったり、

錬金術を使って何でも解決!とはいかないことがよりこの物語に深みを持たせているように思えます。

 

作品設定に迫るイベントのキャラクターもいれば、レイファーデュークのようにこの時代でどうやって生きてきたかということや生きることの厳しさをイベントに持つキャラクターもいます。

 

その魅力的なキャラクターの中でも特に印象に残っているのがエスカの従兄でありパーティメンバーであるアウィン・サイドレットです。

普段は明るく能天気でいつも笑っているようなキャラクターです。

そんな彼が唯一悲しみの感情を前面に出すシーンがあります。

アウィンは幼いころから「かつて調査隊がたどり着いた世界の果てへ行く」という夢がありました。

世界の果てには緑が広がり、食料の確保だって難しいこの時代の中でも豊かな大地が広がっている。

その光景を夢見ていました。

 

しかしいざ夢だった世界の果てへたどり着くと.....というものです。(書くのが面倒くさくなりました。)

赤羽根Pの熱演もあって、より感情的に、叙情的に感じられました。

動画サイトを探せばそのシーンはあるのですが、ゲームを通してアウィンという人物を知っていないとイマイチ伝わらないかもしれません。

実際にやってみてください。

 

と、まぁ長々と書きましたがこのゲームには満足しています。

やってて苦痛に感じるところは特にありませんでした。勝てなかった敵に勝ったとき、苦痛はなくなりましたからね。

攻略サイトに頼るのではなく、自分で見つけていくことも醍醐味だと思います。

それが出来るちょうどいい内容だと思っています。

 

不満点は

PS3版からトロフィーの追加はなく、強敵や追加ボスを倒しても特に何もないこと

・追加キャラのニオのエンディングがないこと

 

これくらいですかね。

システム面は前作アーシャのアトリエから格段に遊びやすくなっています。

 

感想はここまでになります。いないとは思いますがわざわざ読んで下さった方はありがとうございます。

これ以降は追加ボスの話です。

 


渇望する水神

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Lv 100

HP 200000

攻撃力 600

防御力 300

素早さ 200

 

永久機関などの潜力をつけているアイテムも含め、すべてのアイテムが1度しか使えません。

また吸収系のスキルも持っているので厄介です。

とはいえレベルを上げきってしまえば、最大火力を追及していなくてもダブドロ四極天1~2回程度で倒せます。

 


呪われたセイバー

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Lv 80

HP 150000

攻撃力 450

防御力 200

素早さ 200

 

戦闘開始時から一切のアイテムが使用不可になります。

エスカとロジーは必殺技もないのでレベルの割には長期戦になりやすいです。

幸い回復はしてこないので、レベルを上げて物理で殴る。これです。

 


古き獣たちの王

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Lv 120

HP 300000

攻撃力 600

防御力 200

素早さ 300

 

PS3版のDLC追加ボス。シャリーにも登場。

何この獣....イケメンすぎィ!ケモナーになっちゃうヤバイヤバイ....と思っていたらかなり強かった。

単にレベルを上げてそれなりの装備でいったくらいでは瞬殺されます。

行動が速いうえにタイム型の攻撃を仕掛けてくるので回復が追い付かなくなります。

こちらのパーティメンバーが戦闘不能になるたびに3万以上のHPを回復するので、HPをある程度削った戦闘終盤のラッシュ状態になっている時に回復されると巻き返し不可能です。

Plusは回避系スキルがあまり役に立たないので威力強化系、SP上昇系で行きましょう。

再戦しようにもこいつの前にいるパンツァー(HP 999999)と毎度毎度戦わなければならないので気が滅入ります。

一気に決めましょう。

 


変異せし守護者

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Lv 100

HP 500000

攻撃力 600

防御力 0

素早さ 300

 

古き獣たちの王撃破後に花の小径に出現します。

前作アーシャのアトリエのシナリオラスボスイグドラシルに酷似したPlus版追加ボスです。

BGMもイグドラシルと同じ『MARIA』で技も同じようなものを使ってきます。

防御力が0だからと言って侮ってはいけません。

こいつとの戦闘ではこちら側のアイテムやスキルのタイム効果、自動発動系効果が発動しません。

またHPが減っていくにしたがって行動回数が5、6回に増え、こちらの属性ダメージが通らなくなります。(ウィルベルのツインコールのダメージが1まで減ります。)

連続で行動されて一気に全滅することもあり得ます。

が、古き獣たちの王を倒したメンバーであれば普通に勝てると思います。