廃棄物処理場

メンヘラクソブログ。

RIDER TIME 龍騎(全3話)を見ました。

ビデオパスと東映特撮ファンクラブ(TTFC)の共同企画
『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎を全話見ました。
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▲上段左から芝浦淳、手塚海之、秋山蓮、城戸真司、浅倉威、由良吾郎が当時のオリジナルキャスト。
 ファムの代わりにアビスが登場しています。

位置づけ的には仮面ライダージオウのスピンオフ作品であり、ジオウ本編の龍騎編に相当するお話。
仮面ライダー龍騎2002年2月から2003年1月まで放送されていた作品で、
放送終了から約16年経った今、新たな物語が映像化されるというのはファンとしては嬉しい限り。
「戦わなければ生き残れない!」というキャッチコピーのもと13人の仮面ライダーが殺し合いをするという、今思い返しても他に例のないかなり斬新で攻めた作品でした。
放送当時小学生だった僕は夢中になっていました(話を理解していたかはともかく)。
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そんな『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎ついて、拙い文章ではありますが
感想を書き留めておこうと思います。

仮面ライダー龍騎とRIDER TIME 仮面ライダー龍騎のネタバレを含みます。


全3話の内容を以下にまとめましたが、文章力がないので読みづらいと思います。
また、姓しか明らかになっていないキャラクターがいるので人名は全員姓表記で統一しています。

  • EPISODE 1 "Advent Again"
「謎の男」の夢を見る城戸/龍騎、目を覚ましたそこは手塚/ライア木村/ベルデ石田/インペラーと共に身を隠していた廃墟だった。芝浦/ガイ戸塚/タイガ石橋/シザースに見つかり、応戦する4人。戦闘中にモンスターが乱入し、ひとまずそれぞれが撤退することになる。
この世界の13人のライダーは過去のライダーバトルをの参加者たちであり、謎の女によってミラーワールドに召喚され、ライダーたちのほとんどが記憶を失っていた。
城戸/龍騎木村/ベルデ石田/インペラーの元に遅れて合流した手塚/ライアから「芝浦陣営と手を組む」ことを告げられ、カードデッキを預ける3人。しかし手塚/ライア芝浦/ガイは内通しており、騙された3人は手塚/ライア芝浦/ガイ戸塚/タイガ石橋/シザースに襲われ、石田/インペラー手塚/ライアの契約モンスターであるエビルダイバーに捕食される。
そこに手を組んだ浅倉/王蛇由良/ゾルが乱入し、浅倉/王蛇のファイナルベントで戸塚/タイガが消滅。真司/龍騎は間一髪のところを秋山/ナイトに助けられる。
同じ頃、現実世界では加納/アナザー龍騎フードの男による殺人ゲームによって多くの人々の命が奪われていた。

乱戦から命からがら逃げだす木村/ベルデ城戸/龍騎秋山/ナイト秋山/ナイト「謎の声」に従い、ライダーバトルと止めるために行動していた。2人は以前の記憶を覚えているという浅倉/王蛇の元へ向かうも、話が通じるような相手ではなく、襲われてしまう。
他ライダーのカードデッキを奪うことに成功した手塚/ライア芝浦/ガイ石橋/シザースを殺害。2人は内通していただけでなく、肉体関係にあった。しかし不安を払拭できないでいた手塚/ライアもう一人の城戸/リュウに唆され、芝浦/ガイと戦闘になる。芝浦/ガイのファイナルベントによって致命傷を負った手塚/ライアは以前の戦いの記憶を思い出し、もう一度会ってカードデッキを返すために木村/ベルデ城戸/龍騎の所へ連れていってほしいと懇願する。
浅倉/王蛇から何とか逃げきった城戸/龍騎秋山/ナイトのもとに謎の女が現れ、自身をサラと名乗り、今回のライダーバトルが開いた本当の目的を告げる。現実世界で殺人ゲームを行っている加納/アナザー龍騎サラの恋人であり、昏睡状態となった彼女を救うために多くの命を集めていた。余命が残り数日となったサラは殺人ゲームを止めるためにライダーバトルを開いたのであった。
城戸/龍騎秋山/ナイトのもとに手塚/ライアを連れてくる木村/ベルデ。しかし、手塚/ライアは直前に息絶えており、木村/ベルデ手塚/ライアの遺言とカードデッキと城戸/龍騎に届ける。
手塚/ライアの肉体が消滅すると同時に現れたもう一人の城戸/リュウ城戸/龍騎と無理矢理ひとつになり、手塚/ライアを探していた芝浦/ガイを殺害するのだった。

  • EPISODE 3 "Alive A Life"
襲いかかってくる城戸/リュウから逃げる秋山/ナイト木村/ベルデ。何とか逃げきった木村/ベルデは座り込んで城戸/龍騎のことを心配していたところをモンスターに捕食されてしまう。
秋山/ナイトも同様にモンスターに襲われるも、過去の記憶を取り戻して応戦。さらに城戸/リュウ浅倉/王蛇の戦闘に乱入し、ファイナルベントにより浅倉/王蛇を退ける。
浅倉/王蛇につき従っていた由良/ゾルは演技であり、弱った浅倉/王蛇との一騎打ちの末消滅。
城戸/龍騎の目を覚まさせるために城戸/リュウと戦う秋山/ナイト。そこにしぶとく生き残った浅倉/王蛇が乱入し、秋山/ナイト城戸/リュウを庇う。浅倉/王蛇はここで力尽き、消滅。
また、「今度はお前が生きろ」という言葉を託し、秋山/ナイトも消滅。ライダーバトルの勝者となった城戸/龍騎サラから命を受け取り、現実世界へと帰還する。
城戸/龍騎加納/アナザー龍騎にサラの思いを伝え、ジオウゲイツ龍騎ナイトの力を託し、離脱。
ディケイドアーマー龍騎フォームに変身したジオウ加納/アナザー龍騎の撃破に成功。しかし、フードの男仮面ライダーオーディンに変身し、ジオウゲイツの前に立ちはだかる。「3枚のサバイブのカードがある限り戦いは何度も繰り返す」と告げるオーディンであったが、ジオウゲイツ龍騎ライドウォッチナイトライドウォッチの力によって撃破され、サバイブ烈火疾風の2枚は消滅。
城戸/龍騎秋山/ナイトの心残りであった「小川恵里の現在」を確認する。彼女の左中指には秋山/ナイトが持っていた指輪があった。
そしてドラグレッダーダークウイングの2枚のカードは風に消え、城戸真司は再び歩き出すのであった。

う~ん、クソみたいな事実のみの文章をダラダラ書いているところに懐かしさを感じます。
既に全消しした過去記事のアニメの感想とかこんな感じだったと思います。
しかし、1話あたりの文章量が多くなっているのは僕の文章力がないというだけではなく、それだけの密度があったということです。
実際全3話では尺が足りていないと感じました。

僕は仮面ライダー龍騎のファンなので、感想としては「新作映像をありがとう」の一言に尽きます。
まずこれほどのオリジナルキャストに揃ってもらえたことが嬉しいです。製作側の作品に対する姿勢も変わったんでしょうね、ディケイドの頃だったら絶対に考えられません。
主題歌のGo!Now! ~Alive A life neo~松本梨香さんが担当され、各話の引きには毎回ワクワクさせられました。
3月30日に行われたプレミアム上映会の様子をYouTubeの配信で見ていたんですが、キャストの皆さんも仮面ライダー龍騎に思い入れがあるようで、嬉しかったです。
リュウガのガードベントも見られました。

そういえばRIDER TIME 仮面ライダーシノビはジオウ本編での反響を受けて急きょ作られたそうなんですが、龍騎の方はどうなんでしょう?
風景から推測するに、撮影はかなりギリギリだったと思いますが....。

ゲイツのアナザー龍騎に対する「鏡のライダーだからどうしようもない」みたいな発言は何だったんでしょう?
EPISODE 3のソウゴが真司のことを知っていたあたり、リュウガ編を経験しているならジオウⅡの力を持っているはずなんですが。
それともリュウガ編と同時進行だったんですかね?それはそれでアナザーリュウガの扱いがよくわかりません。
ジオウ本編で真司と鏡の世界の真司の関係には一区切り付いたと思っていましたが、結局鏡の世界の真司はどうなったんですかね....。
本作では肉体は一つになったままです。
また、オーディンが消滅する際に「優衣....」といっていましたが、あのフードの男は神崎士郎なんですかね?

ところで、白倉氏のツイートによると本作はテレビ最終回から16年後を描いているそうです。
テレビ本編後にようやく普通の人生を歩めるようになった彼らがまた殺し合いをさせられているのか.....。
出来れば別世界設定が良かったんですけど。
それに一部ライダーは新キャストですがそのあたりの整合性はどうなんでしょう?
龍騎本編世界のいくつかのループの中から適当に選ばれたんですかね?
新キャストのライダーの年齢は明らかになっていませんが、キャストの年齢からすると16年前は6歳だった人なんかがいます。
メタ的な話をすると当時のキャストを全員揃えるのは無理だということなんでしょうけど、
龍騎OPの「子供でもライダーになり得る」という可能性が実現したループがあったんでしょうか?
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新キャストの中でも、木村/ベルデは個人的に好きになったキャラクターでした。
最終的には殺し合うことになると理解しつつ、会ってたった数日の仲間の離脱を助け、
裏切り者が反省して頼みごとをしてくれば怒るよりも先にそれを叶えてあげて、
自分を襲ってきた真司のことを最後まで気にかけていました。
悪く言えば甘い男でしたが、それでも優しい男でした。
特報映像の時点で生身でバズスティンガーに襲われていたので死ぬのはわかりきっていましたが、
せっかくカードデッキも返してもらったんだからもう一度変身して戦ってほしかったですね。
蓮と一緒にリュウガと戦ってほしかった。

というかいくらなんでも浅倉をしぶとくしすぎ。
ライダー毎に消滅までの時間が違いすぎる。
この辺りのガバガバ具合は物語を3話という短い時間で描かなければいけなかったので仕方ない気もします。

撮影スケジュールにも余裕がなかったんだろうなぁと思わせる部分が結構ありました。
カメラアングルのせいで変身時にカードデッキをくるくる持ち直しているところが映っていたり、
龍騎のファイナルベント前の構えがガバガバだったり、
リュウガの剣が地面に転がった後に不自然に何かに引っ張られるかのように画面外に消えていったり。
あと手塚と芝浦のベッドシーンの後、ライアのケツがボロボロになっていたので多分手塚が受けですね。
いくら視聴者がゲイツと蓮が似ていると騒いでいたとしても、真司がゲイツを蓮と見間違えるシーンはいらなかった....。
そして高岩さんはどのライダーだったんですかね。枠がないと思うんですが。
アナザー龍騎龍騎が共存で来た理由も分かりません。アナザーブレイドみたいに2019と刻印されていたならまだわかるんですが、アナザー龍騎には2002とありました。
サラが事故にあったのも2002年なんですかね?ずっと植物状態?そうは思えませんが。
ファイズ・フォーゼ編みたいに何年もこっそりと活動していたんですかね?

特にEPISODE 3は詰め込みすぎてキャラクターにもストーリーにもかなり違和感を感じました。
シノビの方がアクションもストーリーも綺麗にまとまっていただけに、余計に。

疑問点・不満点はありますが、とにかく16年も経過した今に新作映像を見られたことが嬉しかったです。
龍騎ファンの方は是非自分の目で見て、作品に対する判断を下していただきたいです。

あっ、そうだ(唐突)
東映特撮YouTube Officialチャンネルで龍騎のTV本編のいくつかの話とTVSPを配信してるらしいっすよ。
(2019/4/14時点)