『第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇』をクリアしました。※ネタバレあり
発売から1週間ちょっと経った昨日、クリアしました。
詳しいことはネタバレになるので追記で。
ツイッターでバンバンネタバレしてるくせに何を言ってるんだって感じですが。
専門的な知識を持ち合わせていないのですが、プレイしてみてストーリーはかなり薄味になっているように感じました。
後篇に続く地盤固めですかね。破界篇の時にもあったのですが。
その原因としては話がどうもあっさり終わってしまう、というものがあると思います。
その辺についても追記で。
しかし50話あたりからの盛り上がりは興奮を覚えました。遅いですが。
とりあえず最初はサイトとか何も見ないでやろうと決めているので隠し要素なんかは全然取れてないんですが、
適当にやっていた割には最初からIFルートに進んでしまい、もう通常ルートをやりたくないんですよね。悲しくて
シュタゲで攻略サイトとか見ないでやってたらいきなり因果律のメルトENDに進んでしまったあの感覚です。
でもトロフィー100%を目指すなら全フローチャートを埋めるのも必要になります。ジレンマです。
ここからネタバレを含みます。
上記にもある通り、割と重要なことでも話があっさり終わります。
たとえば『フルメタル・パニック!』
初の声付き参戦ということで期待していました。
プレイ前にアニメを見た、というのもあると思います。
他にも期待を寄せていた要因としては
・陣代高校がメインになる
・主人公の友人枠
というものもありました。
実際、主人公はゲーム中で宗介のことを"初めてできた友達"だと言っています。
物語の主軸となるような作品だと思っていたのですが、作中でボスクラスのキャラクターとして登場したガウルン、ゲイツとの決戦は割とあっさり終わります。
両名とも決戦時に死ななかった(アニメではゲイツは決戦時に死亡しました)ためあっさり終わったのかもしれないとも考えられます。
現にTSRのストーリー終了後にもゲイツはカン・ユーやベックと共に主人公らに立ちはだかります(そこでも死にません)
ゲイツが死ななかったのはちょっと不満ですね。好きなキャラではあるんですが
ガウルンは原作と違って香港では死にません。はっきり言ってあの双子もちょっとしか顔を出さないしとてもアニメ最終回付近を再現している感じではありません。
A21の方が目立ってます。ザイードも全然印象に残りません。
でも『故郷に吹く風』で死んでいった彼らは登場しないので死にません。良かった・・・。
ガウルンは物語終盤のアクシズ落としのシナリオの前にコダールに乗って主人公らの足止めのために登場します。
倒した後に爆散するのでおそらく死んでいると思います。普通にあっさり爆発します。Wのようにドラマチックではありません。
ここでやっと「カシムカシムと馴れ馴れしいんだよ!」のセリフが聞けます。遅いです。
またPVの時点で散々言われていた通り、ミスリル系の戦闘デモのクオリティがほかに比べて低いです。
ラムダドライバ発動による演出の変化もなし、合体攻撃もなし、カクカク・・・。
特にファルケのクリムゾンエッジはちょっと・・・といった感じです。
アーバレストもファルケも性能は非常に優秀なのですが。
ちなみにコダール系は非常によく動いてかっこいいです。クルツに1機隠しで出してくれてもよかったんですよ??
ボン太くんはしばしばスポット参戦を繰り返しますが、条件を満たせばのちにDトレーダーで購入可能になります。
M9(宗介機)→アーバレスト→ボン太くんの順で解像度を引き継ぎます。
ちなみに参戦枠を3枠も埋めておいて主題歌は1つも採用されていません。
後編の予告で千鳥が宗介に「さよなら」と言っているシーンがあるのですが、『つづくオン・マイ・オウン』でしょうか。
『トップをねらえ!』について
後編でのトップ2の参戦が期待される中での参戦でした。
なんと原作終了後の設定で登場です。
カズミらとはぐれてしまいノリコ単身、ガンバスターと共にこちらの世界にやってきました。
一人なのでスーパーイナズマキックも最後までなしです。
エースボーナスとサイズ、イナズマキックの威力のおかげでかなりのダメージを叩き出せますが。
後編の予告でも登場しているので、トップ2との共演にも期待です。
『マクロスF』について
デュランダルが参入する終盤までメサイアTPで戦うことになります。
今作では劇場版2作名義での参戦になります。
前作"再世篇"ではTV版のストーリーがメインで、隠しのデュランダルのためにサヨナラノツバサも参戦作にカウントされているようなものでした。
つまりサヨナラノツバサ及びデュランダルはメインではありませんでした。
今作で隠しでもなんでもなく正式参入するデュランダルには「翼の舞」のような演出はありません
つまり傾かないということです。戦闘デモの見応えは十分ですが。
恐らく後編で追加される演出だとは思うんですが、ではなぜ再世篇で入れたのでしょう。
ちなみに収録BGMにサヨナラノツバサはありません。
『アクエリオンEVOL』について
今作で原作の話は終了します。しかし予告に登場しているので後編でも何かしら絡んでくるでしょう。
IFルートに進むことでシュレード、ジンが生存します。
ジンを生存させたかったのでもう通常ルートはやりたくないですね・・・。IFルートに行く条件もわかりませんが。
ちなみに原作通り、アマタもアポロも犬です。
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』について
序・破の参戦です。とはいっても3号機起動実験(第9の使徒戦)までの再現です。
予告でシンジが第10の使徒戦で綾波を救出する際のセリフを言っていたので、第10の使徒以降は後編になりそうです。
もっともその時までにシンが公開されているかもわからないしQ以降が参戦するかもわかりませんが。
3号機起動実験を阻止するかしないかでアスカ残留かマリ参入の二者択一になっています。
ちなみに仮説5号機は例に倣ってマップアイコンのみです。
『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』について
作中中盤で再現は終了します。特筆すべきことはないですが、かなりあっさりしています。
ゼロカス、ヘルカスの参入までヒイロとデュオの機体としてそれぞれリーオーを運用することになります。
それぞれ改造度を引き継ぐので改造しておくことをお勧めします。
条件を満たすことでDトレーダーにサーペントが追加されます。
『真マジンガー 衝撃!Z編』について
ミケーネとの戦いが描かれています。ブレードは登場しません。
驚いたことにIFルートに進むとゼウスが正式に自軍に参入します。サイズは2Lで強いです。
力がどんどん失われていっている、というような発言がちょこちょこあるので後編で何かありそうです。
ミケーネとの決戦がEVOLのエンシェントアクエリオン(ミカゲ)との決戦と同マップで行われるのでかなり面倒です。
ミケーネの神々とガラダブラは全て2回行動な上にターン初めに防御不可のエンシェントアクエリオンの攻撃が自軍ユニットにランダムで行われます。
『劇場版 機動戦士ガンダム00』について
終盤のクアンタ参入までずっと粒子貯蔵タンクのダブルオーで戦うことになります。
クアンタのGNドライヴはツインドライヴの親和性向上のために新造された設定なんですけどね・・・。
ちなみに参入してもクアンタは未完成らしいのでクアンタムバーストは使えません。MAP兵器なしです。
PVの時点で予想されていた通り、ELSも登場しません。
ダブルオーライザーからクアンタに改造度を引き継ぎます。
条件を満たすことでGIN-XⅣ(コーラサワー)が参入します。
『太陽の使者 鉄人28号』について
宇宙魔王軍団との決着も今作でつきます。原作とは違い、グーラが死亡しないので後編で何かありそうです。
『真ゲッターロボ 世界最後の日』について
竜馬が陣代高校の用務員になります。
今回はほぼいるだけに近い参戦状態でした。真ドラゴンの参入もかなり遅いです。ファイナルゲッタートマホークもありません。
端々で隼人と號の間で意味深なやり取りがあります。
加えて予告で竜馬は「ゲッター線の思い通りになんてなる気はないんだよ!!」と號に反発しているシーンがあるので後編でも重要な役割を担いそうです。
ちなみに真ドラゴンがマジンガーZ、ダイグレンにゲッター線を浴びせるシーンがありますが、マジンカイザーになったりはしません。
ブラックゲッターから真ゲッターに改造度を引き継ぎます。
『機動戦士ガンダムUC』及び『機動戦士ガンダムZ』、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』について
シャア&フロンタルが特異点、アクシズが大特異点になっているので、グレンラガンと並んで今作のメインになる作品です。
プロローグでちょっとクワトロが出てくる程度で、ずっとCCAのネオジオンの総帥としての姿で登場します。
原作と同じようにアクシズを落とそうとするのですが、それはZで黒歴史が示したように人類に絶望して起こしたものではありませんでした。
それは地球を救うために起こしたもので、人類に絶望もせず希望を信じたシャアの姿が描かれています。(詳しくは実際にプレイしてください)
フロンタルはさまざまな世界に存在し、それぞれの道を歩んだシャアの姿を知っており、自身も別世界のシャアだというようなことを言います。
ゲーム内でもアムロを暗殺しようとしたり、ガンダムスレなどでしばしば語られる"迷いを捨てたシャア"を体現しているといえます。実際にアムロがそう発言します。
今作ではシャアは人類の可能性を信じているので、フロンタルの策略によりアクシズ落としが加速した際に自軍に正式参入し地球を守るために戦います。
参入後の戦闘デモでのシャアのセリフの数々は一見の価値ありです。感慨深いものがあります。
アクシズを大特異点とすることで安易に破壊できないようにするというのは上手く設定したと思いました。
この辺はプレイしていてかなり興奮しました。
ちなみにギュネイ、クェス、マリーダは一定期間の間自軍に参入します。
前述の通りシャアが完全に敵対した存在ではないため、ギュネイが自軍に参入している間に各キャラクターと絆を深め(特にカミーユ)、良いキャラとして成長していきます。
後編で正式参戦してほしいですね。
クェスは条件を満たすことで終盤に正式参入。
マリーダは抜けますが、クシャトリヤは条件を満たすことで機体のみ残留。
条件を満たせばダグザ生存。
他にも条件を満たすことでDトレーダーにジュアッグ追加、フォウが参入時にバイアランカスタムに乗ってくる(通常はリガズィ)など、かなり優遇されています。
フォウがバイアラン系に乗ってくるのは胸が熱くなるものがありますね。
BGMについては『MAINE TITLE』に加え、終盤で『BEYOND THE TIME』が追加されます。
かなりの間、アムロはリガズィ、カミーユ及びリディはリゼルで戦うことになるのですが、そのどれもが改造度を引き継ぎません。
『天元突破グレンラガン』について
PVで天元突破が登場し、みんなを驚かせました。実際には最終話限定です。
グレンラガンを改造しておくと、超銀河ダイグレン、超銀河グレンラガン、天元突破グレンラガン全てに改造度を引き継ぐのでお勧めです。
アンチスパイラルの戦いは今作最終話で決着がつきます。
キタンは死んでしまいますが、専用のキングキタンギガドリルブレイクの戦闘デモがあります。
BGMはずっと『空色デイズ』なのですが、最終話近くにして『お前の×××で天を衝け!』、そして最終話でいよいよ『涙の種、笑顔の花』が解禁されます。
多元宇宙迷宮でそれぞれのキャラクターが夢にとらわれるのですが、ガンダム作品のキャラクターが全員悪夢を見ます。
そこでは争い続けるキラとシン、シロッコに精神を道連れにされるカミーユ、原作動揺にアクシズを落とすシャアとアムロ等が描かれていました。
そしてその夢から脱出した自軍キャラクターはすべて天元突破します。
見た目は変わりませんが、どの機体もサイズが∞になっています。
天元突破グレンラガンの武装の『超天元突破大グレン団』『超天元突破ギガドリルブレイク』は必見です。
でも超天元突破大グレン団の演出で天元突破グラパール、天元突破ヨーコWタンクが召喚されるのですが、
別枠でスペースガンマールとスペースヨーコWタンクが出撃できるのでちょっと意味が分からないことになっています。
と、まぁこんな感じです。
オリジナル枠についてですが、はっきり言って結構影が薄いです。
主人公機の強化モードも1ターン限定という不便さ。
前述の通り最終話はアンチスパイラルとの決戦になるので、オリ敵は前座的に壊滅します。
その際、敵から「忌み嫌う双子」のスフィアを主人公が奪います。
また、最終話終了後にエピローグとして、「沈黙の巨蟹」のスフィアリアクターと戦います。
あくまでエピローグなので弱いです。
終盤以前は原作再現だろうと薄味になっているので物足りなさを感じるかもしれません。
難易度もかなり低く感じました。
程度にもよりますが適当にやっててもゲームオーバーになることはないでしょう。
ここまで結構厳しいことを書きましたが、それなりに楽しめたので個人的には腹六分目といった感じです。
微妙ですかね?
しかし2周目にも気持ち的にあっさり行けます。