何故近年の一部のオタクは特撮にハマるのか
こん^^(古の挨拶)
最近は最後の平成ライダーや全く新しい設定のウルトラマンなど、特撮界隈も盛り上がりを見せています。
特に興味のない方でもSNSなどをやっていると何かしらの話題を目にしているのではないでしょうか。
特撮オタク界隈といえば設定厨、コミュ障、老害、懐古厨、対立厨、自論押し付けマン、こじつけ拡大解釈マン、露骨な女性性アピールとその囲いなど、異常者の巣窟です。
ロボアニメ界隈、ホビー(キッズ・TCG)アニメ界隈に通じるものがあると思います。
はっきり言ってこんな腐った界隈に足を突っ込むのはおすすめしません。
特撮オタク界隈とは、他人の意見は聞き入れず、自分に都合の良い意見を押し付ける。時にはダブスタにさえなっているような人たちが多い。そんな界隈です。
同じ話を何度も繰り返す痴呆的な性質もあります。
さて、今回は掲題の件についてふと考える機会があり、自分の考えをメモとして残しておくことにしました。
なお、文献などの根拠があるわけではないのであくまで一個人としての考えです。
調べれば出てくるのかもしれませんが、そこまで真剣に書くことでも読むことでもないので、読まれる方も軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。
(私は主に仮面ライダーを見ているので仮面ライダーを中心に考えています。)
また、本記事は特定の作品のシナリオ の良し悪しや玩具の売り上げを論じるものではありません。
ここからは特撮にハマる理由を以下の点に着目して考えていきます。
魅力的な俳優陣
これは単純に平成ライダーもウルトラマンもスーパー戦隊も、だいたいメインで出演されている俳優陣の顔が良いということです。
顔が良いから俳優を好きになるし、顔が良いから同じような存在になりたくてグッズを買うということです。
ところでイケメンばかりを見ているとたまに自分もその中に入った気がしますよね。見終わった後に現実を正しく認識することが苦しいのですが....
とにかくかっこいいデザインと映像
特撮作品に限らず、かっこいいロボットやかっこいいモンスターなどを好きになる方がいます。
同様の理由でかっこいいデザインの特撮ヒーローを好きになるというだけの話です。
仮面ライダーカブトなど、メカニカルでスタイリッシュなデザインは特に好まれやすいと思います。
これは、子供が話の内容はよく理解していないけど作品を好きになる理由としてもよくあるのではないでしょうか。
またデザインだけでなく、変身や必殺技時の凝ったエフェクト、アクション時の所作、見得の切り方、カメラワークなど、
映像を構成する様々な視覚的要因に魅力を感じる方もいます。
例えばウルトラマンのような巨大ヒーローを描く際の重量感を感じさせるアクションや下から見上げるようなカメラワーク。
私は特に走っている車の中から少し離れた場所で戦っているウルトラマンと怪獣を見ているかのような映像にフェティシズムを感じます。
これはロボットアニメでも同様で、特撮作品ではありませんがこの巨大戦のフェティシズムを表現した映像を(含む作品を)下記に紹介します。
PS2用ソフト 『スーパーロボット大戦 Scramble Commander』のOP映像
(ゲームが面白いかというと....)
ウルトラマンシリーズでは最近だと(といっても2015年)ウルトラマンXがそういった巨大戦の表現に拘っている感じがして、見ていて楽しい映像でした。
仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズでも巨大戦がありますが、この2つは等身大のヒーローのアクションが特に大きな魅力だと思います。
近年ではドローンなどを使った撮影やより自然なCGも導入され、さらに迫力のあるアクションシーンを見ることができるようになりました。
快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーではルパンレンジャー、パトレンジャー、ギャングラー(怪人)の三つ巴の乱戦になることが多かったのですが、
ドローンを使うことで戦闘のど真ん中を移動するカメラワークが可能になり、かなり見ごたえのあるアクションシーンになっていました。
仮面ライダージオウ スピンオフ 『RIDER TIME 仮面ライダーシノビ』では、撮影期間の短さからくる映像作品としての詰めの甘さもところどころあったものの、仮面ライダーシノビやハッタリの忍者刀を扱う所作がとてもかっこよく、私の所謂中二心をくすぐってくれました。
特撮作品のアクションシーンはスーツアクターさんの洗練された動きがメインではありますが、CGによる映像としての迫力の強化も大きな要因だと思います。
また、ゴースト RE:BIRTH 仮面ライダースペクターでは、シンスペクターとエヴォリュードの約4分もの戦闘シーンをたった1曲のBGMを使って描いています。
戦闘の最中も長尺のBGMの転調に合わせた回想シーンなどが織り交ぜられ、BGMと映像が互いに盛り上げ合うアクションシーンになっています。
このように盛り上がる場面でのBGMや挿入歌など「今がどういう場面なのかはっきりとわかりやすい」アニメ的な表現もオタクに受け入れられやすい土壌を作っています。
蛇足ですが、私は上記のVシネスペクターのBGMや劇場版機動戦士ガンダム00の『FINAL MISSION~QUANTUM BURST』のようなTV版の短いBGMを長尺用にアレンジした特別なBGMが好きです。
なぜならそういったBGMが使われる場面は総じて魅力的に描かれるので。
1話あたりの放送時間の短さ
ウルトラマンも仮面ライダーもスーパー戦隊も、多くの特撮作品は1話あたり約30分(CMやOP・EDの時間を除けばもっと短い)という、普通の民放TVドラマの1/2の放送時間の間に放送されます。
この放送時間の短さは、時に描写不足や駆け足感を生み出しかねない欠点でもあるのですが、視聴者が飽きてしまう前に放送が終わるという利点があると思います。
1年間放送すると約50話(普通のTVドラマの2クール分)もあり、1話ごとに全く違う話になるわけではないとはいえ、 この約30分の間にストーリー上の盛り上がりを入れ、ある程度キリの良いところまで進める必要があるため、必然的にテンポよく話が進んでいきます。
放送時間の短さによって引き延ばしの必要がなく、話が冗長にならないという側面もあると思います。
TVアニメと同様の短い放送時間は、視聴へのハードルを下げてくれる一つの要因だと思います。
現実性と非現実性の同居
上記2点はTVアニメと通じる部分がありましたが、これは特撮特有(あるいは特撮が最も恩恵を受けやすい)と思います。
特撮はよっぽど予算潤沢でフルCGの映画でもない限り、現実に存在する俳優が現実に存在するロケ地で撮影を行います。
特撮という表現手法自体が現実とフィクションの壁を取り払ってくれているため、視聴者が没入しやすいのではないのでしょうか。
(もちろん現実とフィクションの区別はつけたうえで楽しむべきです。)
また、前述のように近年ではCG技術も進歩しており、より自然なCGが使われるようになりました。
例えば変身シーン。
かつては撮影の都合上、変身前と変身後で立ち位置が微妙にずれていたり、明らかに身長が変わっていたりしていました。
しかし近年ではそういったズレも圧倒的に減っており、合成も自然なため、あたかも役者が本当に変身しているかのように錯覚してしまいます。
これは「あ、今ここでスーツアクターと入れ替わったな」とか「ここでカット割りが入ったな」という気付きをなくし、放送を見ている視聴者の気持ちの連続性が保たれるようになることで、より没入しやすくなったと思います。
ひとまず私が考える一部のオタクが特撮にハマる理由は以上です。
異論・反論はあるとは思います。
「思います」連発のクソ記事で申し訳ございません。
ただ、なんとなく思っていることをまとめて言語化してみるというのは、その場限りの感情でSNSに投下するような自己矛盾を生み出しかねない行動を抑制するためにも、それなりに大切なことだと思うので皆さんもやってみてください。
ただ一つだけ言える確かなことは、特撮オタクのほとんどが面倒くさい異常者であるということです。
関わることはおすすめしません。